実家に中・高校時代の色んなものを置いてるんですが、たまに整理するととんでもないものが出てきます。その一つは日記。なぜこんなものを平気で実家の部屋に放置できていたのかが不思議でしょうがない。。
その日記、読んでみたんですけど、マジでほとんど「こんなことあったっけ」状態。
日記のほとんどが好きな人とこんなこと話したとか、当時の彼氏との、こんなことあってキュンときたみたいな内容だったんですが、ほんとに忘れてることのほうが多くって。でもでもそこには、幸せがあふれていて、今の私にはないものばかり。
その彼氏は初めて付き合って、初めて別れというものを経験したひと。
自分から振ったものの、彼の悲しい顔を見て複雑な気持ちになったり、また湧き出てくる恋心に動揺してしまったり、同じクラスで過ごす気まずさに苦しくなったり、初めて味わう辛さに、その人との記憶を忘れたい、忘れなきゃって思ってました。
でも日記を読んだら、ほんとに忘れちゃいけない、素敵な思い出ばかりでした。
彼に片想いしてたときの出来事なんて、さっぱり忘れてました。
掃除の時間、ぞうきんを洗って干しに行こうと思ったら
「それ干してあげる」
と言って私のぞうきんを奪って干してくれて心がざわついたこと（笑）
部活の遠征のお土産のキーホルダーをなぜか私にくれて嬉しかったこと
修学旅行中、バスが前後の席で、窓の外の景色を見ながら色んなことをおしゃべりして
それがとてつもなく楽しかったこと
夕食のバイキングで取りすぎたケーキを「それ俺にくれるの？」と言って
全部食べてくれてキュンとしたこと
なんかもーうこんな宝物忘れてるなよ自分！！！！って心の底から思いました。
付き合ってからの記憶は、結構覚えてるつもりだったけど、日記にはそれを上回る細かなデータが記されていました。
例えば、電話した時間。
最初は、お互いくそ真面目だったので１０分話したら宿題をやろうって決めてたみたい。笑
でも、話すのが楽しくなると、そのルールは破られていって、
「今日は２０分も話した！」とか
「今日は休みの日だったから４０分も話してしまった！」
とか書いてありました。
いつも学校で電話する日や時間帯は決めていたのに、長期期間の休みになってその約束もできなくなると、突然かかってきた電話にお母さんがでてしまって、焦った話とか、もう青春の塊でしかない。笑
なんて幸せだったんだろうと思います。
記録に残しておいてよかったと、いまではすごく思います。
過去の私の思い出の記録が、いまの私の心をこんなにも満たしてくれるとはおもっていなかったです。
「何気ないことを忘れない努力があなたの恋を特別にする」
Byはあちゅう
自分の頭の中の記憶だけじゃあてにならない。ほんとに忘れちゃうから。
「今」なにがあって、なにを感じ、思ったかは、「今」の自分しか残せない。
何気ないことを忘れない努力。勉強忘れないことよりも大切なことかもしれません・・・！
日記、ちゃんと書こう。。
